鳥インフルエンザについて

日本小動物獣医師会

学校飼育動物対策委員会


学校、保護者の方々に

「学校の飼育動物は閉鎖された環境にあり、今の時点で学校の鳥が感染する可能性はとても低い。渡り鳥が感染源と推測されているが、ウイルスを持った渡り鳥が日本に来る確率、その渡り鳥が学校の鳥と接触する確率、そこから人に感染する確率、これらを掛け合わせると、限りなく低い確率になります」 

今飼っている鳥たちは病気ではなく元気なのであれば、病気にならないように次のことに注意しましょう

1.健康状態観察の徹底。(普段かかりつけの動物病院と相談する)

2.野鳥の飼育小屋への侵入を防ぐ。

3.衛生管理の徹底
  1日1回は必ず掃除して、糞が乾燥して舞い上がらないようにする。糞が舞い上がるとき、あるいは飼育舎の床が土の場合の清掃は、マスク・ゴム手袋・ゴム長靴等の着用が望ましい。

4.飼育舎出入りの時、オスバン、ザルコニウム液(逆性石鹸)や、ピュ―ラックス(塩素系消毒薬、プールで使うもの)、キッチンハイターなどをバットに入れ、靴の裏を消毒する。(この時にはゴム長靴を利用すると良い)

5.飼育舎清掃後、また接触後の手洗い、うがいの徹底。

6.異常な鳥(元気がない、死んでいる鳥)を発見した場合には、鳥類に接触せずに、動物病院や家畜保健衛生所に連絡する。

<参考:高病原性鳥インフルエンザの主な症状>
  潜伏期間 3〜10日位
  食欲、飲水欲の低下、羽毛逆立ちと沈鬱
  顔面肉冠もしくは脚部の浮腫、出血斑もしくはチアノーゼ
  産卵の停止
  呼吸器症状、ゼーゼー    下痢、神経症状  突然死
  等々症状は多様である。

<参考1>
逆性石鹸は、オスバンやベンザルコニウム液など500mlの商品から業務用の1Lのパコマやダスストップなどがあります。濃度は、100倍から200倍が手指の消毒に推奨されています。また1000倍位の噴霧で使用しても効果があります。

<参考2>
ピュ―ラックスは、小学校のプールの消毒に使用されている為、殆どの小学校が所有しており、手軽な消毒薬と思われます。
製品の裏に、使用説明がありますので必ず読んでください。説明書がなくなっている場合の為に次の通り。
(注) ピュ―ラックス(次亜塩素酸ナトリウム6%) ない場合、薬局で購入してください。
水2Lに対してキャップ1杯(付属のキャップの容量は約6ccあります)
これも1000倍位でも十分効果があります。

<参考3>
(注)キッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム 濃度不明記述なし)を使用する場合。
水5Lに対してキャップ2杯(付属キャップの容量は約25ccあります)
上記薬品いずれかで、器具の消毒、長靴の消毒をしてください。

<参考4>
床が土の場合、糞便などの消毒として消石灰を撒くと効果があります。

生石灰と消石灰はちがうのもです。
生石灰は、水と混ざると、高温になりますのでご注意ください。

「普段から手洗いやうがいをし、動物から人へ、人から動物へ病気がうつらない様、気をつけましょう」